2008年第1回目のSCSNフォーラムのテーマは特許でした。バイオテック・メディカル・エンジニアリング等の研究者にとって特許は身近な問題で興味もありながらも、よく知らないままスルーしてしまいがちな問題。そんなサイエンスとは切っても切れない間柄の「特許」を異なる視点から二人の専門家にレクチャーしていただきました。

まずは特許庁審査官の山崎氏により「特許を巡る国際情勢」と題して特許を巡る最新の国際情勢と今後の展望について、分かりやすく解説していただきました。

“経済のグローバル化に伴い、企業にとっては国際的な特許戦略が重要となっています。特に、外国における効率的かつ効果的な権利の取得と行使は、今後さらに重要性を増していくものと考えられます。このような状況の下、日本国特許庁は諸外国の特許庁との協力等を通じ、より効率的な世界特許システムの構築に向けて取組を強化しており、近年大きな進展を遂げています。”

もうひと方は、科学技術ジャーナリストの肩書きもお持ちのいなぽんこと稲森氏による「知られざる特殊特許の世界」。

“日米両国における不思議な特許や愉快な特許を題材に、どのようなものが特許になるのか、特許を取るまでにどのようなプロセスが必要となるのか、また、特許取得後はどのようなことができるのかということがお分かりになったでしょうか。特許の世界は一見取っ付きにくいですが、ユニークな実例を交えたことで特許の基本からビジネスモデル特許等の最前線まで、皆様の特許に対する理解が深まったことと思います。”