宇宙工学エンジニアでUCLA航空宇宙学科博士課程に在籍中の五月女剛氏(2010年5月現在日本在住)によるセミナーがUCIのPalo Verde Housingで行われ、宇宙旅行ビジネスの最新情報と五月女氏自身が提案している宇宙ホテル構想について語っていただきました。

五月女氏は1997年に東工大修士課程卒業後、川崎重工に入社、4年間航空機エンジニアとして在籍後、本来の夢である宇宙ビジネスを実現させるべく、2000年に退社・渡米してUCLA航空宇宙学科の博士課程に進学。
この間、LAにあるベンチャー企業でも経験を積まれています。忙しい大学院生生活を送る一方、日本の若者たちに最新宇宙体験を提供するNPO団体、STSJ (The Space Tourism Society Japan)の理事長も務め、日本での宇宙旅行熱の向上を図るとともに国際交流活動を通じて世界に通用する人材を育成していくことを目的として活動されています。実は五月女氏の宇宙好きはスターウォーズが原点だそうで、数々の困難に直面しながらも色々な分野にチャレンジし続け、一貫して”宇宙ホテルの開発・実現”へ楽しみながら向かっておられます。

SCSNの参加者はライフサイエンス系の研究者が主ですが、五月女氏の”長・短期的ビジョンの描き方”、”人脈の築き方”そして”行動力”は、ライフサイエンス系の人間にとっても大いに参考となるものでした。日々の仕事に追われて日頃忘れてしまいがちな、私たち自身が持っていたはずの「夢」を思い起こす素晴らしい刺激になった講演会でした。ごくごく限られた人々のものだと思い込んでいた宇宙旅行、宇宙滞在が確実に身近になりつつあるということも実感することができました。

The Space Tourism Society Japan (STSJ)

NPO法人 ザ スペース ツーリズム ソサエティ ジャパン